違うから良い

2021年5月 癸巳月

陽の水~壬の人の5月の物語

· 陽の水『壬』の物語~月読み五術

壬の人の5月は…

自分の中を一色にしない、ということが、大切な時となります。

絶対にこうあるべき、間違いなく、このように進めたほうがいいのだ、という思想ではなく、自分も迷っているのだ、という立ち位置で進んだほうが良い時です。

自分の中に、違うもの、違う意見、違う文脈も内包しておくこと。

チームで動くときも、ちょっと気になるような、全然違うタイプの人も招き入れること。

もっと言えば、ちょっとイラっと来るような心を揺さぶられるようなことこそ、突破口になったり、6月以降のあなたを、実は支えてくれるものとつながっている、ということがあります。

壬の人というのは、目標があるとまっしぐらです。
分かりやすく、その目標に向かって走り続けるという特性を持っています。

そしてとても素直な人が多いのも特徴です。

人の話を、まっすぐに受け止めて、疑問なくすっと受け容れることができます。

だからこそ、疑うということは苦手です。

人も、自分が今やっていることも、本当にこれでいいのだろうか、と、検証し、考えることは、あまり元気が湧いてくるようなことではないので、壬の人は普段からしたくありません笑

それでいいのです。

でも、その特性を自分で理解した上で、周りに異分子を配しておくことは、とても有効です。

違うからいいんだな、という感覚を、壬の人が心の底から感じられると、6月以降の変化の時を、もっともっと豊かに生きることができます。

5月も素晴らしい月となりますように!