喜んで手を動かす

 

2021年4月 壬辰月

陽の金~庚の人の4月の物語

· 陽の金『庚』の物語~月読み五術

庚の人にとっての4月は、いつになく、自分で手をかけて、手を動かして何かをする、ということが大きな喜びの月です。

 

いつもはそこは人に任せていたこと、自分の領域ではないと思っていたことに、手をかけてやってみるということが起こった時に、新しい喜びや、発見、学びが立ち上がってきて、豊かな月となります。

 

辰というエネルギーは、震にも通じて、揺り動かされる、という意味を持ちますが、庚の人は、この揺れを大いに楽しむことができる、相性の良い組み合わせとなります。

 

むしろ、有事になると、ワクワクしてくる、という人もいるようなエレメントで、変化を好み、その中に喜びを見出すことができます。

 

何か新しいことに取り組んでみた際には、ぜひ、その凝り性、こだわり症の特性を生かして、自分しかやらないような工夫や、印を残すつもりで取り組んでみてください。

 

シンガポールの1800年代前半に作られた、多文化入り混じる歴史建造物でもあるショップハウスには、あるインド人のグループが作業したところには、あるマークが残っています。

こんな素敵なものをつくったんだぞ、ということや、自分たちなりに工夫したことへの誇りがそのマークには込められているような気がして、あれはきっと庚のグループだったのではないかなと、いつも思うのですが…。

いつの時代も、手をかけたものというのは、愛おしいものですよね。

 

今月取り組んだものは、ただ楽しかっただけでなく、これから先も、ことによると、仕事になることもあるかもしれないようなものもあるかも。

 

ぜひ、喜びをもって、手を動かしてみてください。

 

4月も素晴らしい月となりますように!