束ねて、育てる

2021年5月 癸巳月

陽の金~庚の人の5月の物語

· 陽の金『庚』の物語~月読み五術

庚の人の5月は…

周りの人をまとめることが、挑戦の月となります。

リーダーシップが問われる時であり、周りからの期待も高まります。

庚の人、というのは、リーダーとして非常に優秀な人が多く、それは本質的なことを、遠慮せずに、ズバッと言える力があるからです。

必要な時に、余計な雑音に惑わされることなく、やるべきことが分かる、という点も、庚の人がリーダーとして優秀である所以です。

ただ、庚というエレメントは、よく敵対する物語の象徴としても現れます。

たとえば、奇門遁甲という術でも、甲が悩めるヒーローとして描かれるのに対して、庚はそれを倒しに来る敵国の王として描かれます。

大きな剣にも例えられる庚は、どうしてもその強さゆえに、そのように観られてしまう、ということがあります。

でも庚の人の願いは、本当は何かを糾弾することでも、倒すことでもなく、五常の徳で言えば、義、つまり正義ゆえに立ち上がる人であり、その志は崇高なものがあります。

今月はその元々持っている素晴らしいものを活かすとともに、育てるということにも取り組むと良い月です。

それは、懇切丁寧に世話を焼く、ということではなく、伝える分量を増やす、ということが大きなポイントです。

人は、言わなければ、なかなか伝わらないもので、庚の人は、どこかで、誰かが代わりに言ってくれたらいいなと思って、あえて言うほどのことでもなかろう、と、行動を優先しがちです。

自分は本当はこのような意図があるのだ、このような思いがあるのだ、ということを伝えることは、その精神性を使って、人を育てることにつながります。

5月も素晴らしい月となりますように!